小松加賀環境衛生事務組合HOME>し尿施設

し尿施設
本施設の特色
汚泥は全量肥料として販売

当施設では発生した余剰汚泥は、乾燥汚泥肥料として10kg100円で販売しております。お客様からは臭いが少なくて扱いやすく、土が柔らかくなり作物の生育が良いと好評を得ております。6袋以上は予約制となっており、現在6ヶ月待ちとなっております。
処理の流れ
1.安定かつ良質の処理水
高度処理設備を備え、BOD、COD、SS、リン、色度等を効率よく除去し、安定かつ良質の処理水を生成します。
処理水水質(日間平均値)
pH 水素イオン濃度 |
SS 浮遊物質量 |
BOD※1 生物化学的酸素要求量 |
5.8~8.6 | 5㎎⁄リットル以下 | 10㎎⁄リットル以下 |
色 度 | COD※2 化学的酸素要求量 |
T-P 総リン |
30度以下 | 20㎎⁄リットル以下 | 1㎎⁄リットル以下 |
大腸菌群数 | ||
3,000個⁄㎠以下 |
※1.BOD:処理水中の微生物が生物代謝として消費する酸素量
※2.COD:薬品が有機物を酸化分解する時に消費する酸素量
2.透明度の高い処理水
オゾンの強力な酸化力を利用して脱色し、さらに急速ろ過器によって濁りを取り除き、透明度の高い処理水にします。
処理工程別処理水

3.万全の臭気対策
施設内の臭気は発生源ごとに捕捉し、臭気濃度により焼却脱臭処理を行ったり、酸洗浄脱臭+アルカリ次亜塩素酸ソーダ洗浄脱臭+活性炭脱臭を行ったり、活性炭脱臭を行ったりします。
このような体制で処理を施し、完全な脱臭対策を行っています。
本施設の設備
受入貯留設備

受入室
収集した尿と浄化槽汚泥は、それぞれの受入口から投入され受入槽に入ります。次に破砕装置で紙や布、ビニールなどし尿や浄化槽汚泥に混じっている異物(夾雑物といいます)を細かく切り刻み、夾雑物除去装置でし尿や浄化槽汚泥より夾雑物を分離します。
夾雑物除去装置を通ったし尿と浄化槽汚泥は、一旦各貯留槽に貯められ、毎日一定量ずつ標準脱窒素処理設備に送られます。
標準脱窒素処理設備

脱窒素槽・硝化槽
各貯留槽より送られてきたし尿は、まず硝化槽で酸化分解するとともに、液中のアンモニア性窒素を硝酸性窒素に酸化させます。
次に脱窒素槽で、脱窒素菌が有機物(BOD等)を栄養源としながら、硝酸性窒素を窒素ガスに変えます。さらに二次脱窒素槽と再曝気槽で充分に酸化分解された処理水は、沈殿槽で上澄液と汚泥とに沈降分離します。
汚泥処理設備

汚泥脱水機
各施設から送られてくる汚泥の正体は、し尿中の有機物を食べて繁殖した微生物の集合体であり、まだ多くの水分を含んでいるため、このままでは取扱いに非常に不便です。そのため、汚泥に薬品を加えて水分を除きやすいようにした後、脱水機で汚泥を脱水します。
脱水した汚泥は乾燥設備に送られ、乾燥汚泥肥料として利用されております。
脱臭設備

薬液洗脱臭塔
臭気は、し尿処理施設において最も問題となる点です。本施設では臭いを封じ込め、吸引装置によって施設の外や部屋の中に臭気がもれないようにしています。
臭気は薬品や活性炭で取り除かれた後、大気へ放出します。
実 績
施設概要
施設名称 | 小松加賀環境衛生事務組合衛生センター |
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電話 | 0761-23-5300 |
FAX | 0761-23-5302 |
所在地 | 〒923-0985 石川県小松市浜佐美町ヲ15 |
営業時間 | 8:30~17:15 |
休日 | 土・日・祝祭日 |
アクセスマップ

